ユネスコ無形文化遺産の「歌舞伎」ロシア公演
今回は、ロシアにおける日本年認定事業「松竹大歌舞伎 近松座訪露公演」取材のため、モスクワへ渡航されたフリーランスライターのお客様によるご感想です。
対談、インタビューの模様は、演劇界12月号(2018年11月5日発行・発売)にてご紹介されております。
ご興味のある方はすでにご購入いただいていることと存じますが、あまりご存知のない方でも役者様の努力やお言葉が励みになったり、学べることが多く歌舞伎の世界を楽しめる一冊になっておりますので、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。
「演劇界12月号」中身をちらり
中村鴈治郎氏と中村扇雀氏の対談
- ロシアで劇場の舞台に立つということは大変なことで「グレード・サクセスだ!」と言われた
- 完璧なまでの翻訳で「又もや御意の変わらぬうち、早御立な」で毎回笑いが起こった
- モスクワ市長の方針でモスクワではポスターを見かけなかった
尾上右近氏インタビューでのお言葉
- 自分の心構え次第
- 大変そうだね、と言われているうちはダメ
- 十長一短くらいに見えるように、うらやましがられるようでなくては!
(「演劇界12月号」より一部抜粋)
それでは、以下お客様のご感想をお楽しみください。
最後に出てくるお写真は…?!
身長が3倍欲しくなる巨大都市モスクワでドキドキ綱渡り
2018年9月7日~11日(翌12日に帰国)、ボリショイ劇場近くのホテルに滞在。
天候
予想外に暑く(この年は異例とのこと)、半袖は到着日と帰国日の分しか準備していなかったため、第1日目から洗濯での幕開けでした(笑)。
バスタオルで水分を絞りドライヤーで乾かすのですが、ヨーロッパ諸国同様に電圧が高いので十分に乾きました。
中心部のホテルにしていため「ZARA」が近くにあり、七分袖のカットソーを買うことができたのはラッキーでした。
3日目くらいから寒くなり、持参したユニクロのウルトラライトダウンを持って行ってよかったです。
言語
空港やホテル、若い店員さんがいるショップ、カフェでは英語を話せる人もけっこういて、あまり不自由を感じることはありませんでした。
地下鉄もほぼロンドンを踏襲した感じの社内アナウンスがあり、非常にわかりやすかったです。
食事
ホテルの朝ごはんはどこも似たようなものなので、素泊まりにして折りたたみ式の電気ポットを持参。
用意したコーヒーやハーブティーなどを、現地のテレビを見ながら部屋でゆっくりいただいてから街へ出ました。
ほぼ毎日、至るところにある「PRIM CAFE」で朝食や昼食をとっていました。ホントにどこにでもあるようなカフェですが、ロシアらしいメニューもあり英語表記併用なので中身がわかるので安心です。
その他は、仕事で訪れた施設の食堂やら、コンビニ的なお店でテイクアウェイ(という単語、普通に使われていました)です。
食する機会はありませんでしたが、デパートや高級スーパーも活用価値ありです。
モスクワの、日常の食生活に出会えます。
街、広さ、スケール
いま、パリの荒れ方が問題になっていますが、モスクワはとても清潔でした。建物そのものが大きく、道路、地下鉄のホームの広さ、そのスケールには驚きました。ロンドンのようなつもりで歩いていたら、まるで勝手が違いました。
行く先が見えているのになかなか着かない~~~~~!!!
快適に徒歩移動するには、身長が3倍くらいほしいです。男女年齢を問わず、キックボードで移動している人を何人も見かけましたが、納得です。
空港
飛行機は満席でしたが、ヨーロッパへ乗り継ぐ人がほとんどでモスクワで降りたのは10分の1くらいだったでしょうか。
パスポートコントロールが空いていたのでラッキー!と思いましたが、ゆーーーーーくり!お仕事をされているのでなかなか進みません。
帰りのシェレメーチェヴォ空港、発着便の数に対してスペースなさすぎです。
人口密度ハンパなくなることがあります。椅子が少ないことに加え、トイレの数の少なさといったら!!!
空港のお土産はユーロ価格で表示されていて、モスクワ市内の小売店より割高!3倍以上の値がついているチョコレートもみかけました。
市内交通
空港からはアエロエクスプレスを利用、地下鉄を乗り継いでホテルへ。
券売機はどちらも英語表記に切り替えられ、クレジットカード、現金ともに問題なく使えました。
Wi-Fiなどの通信事情
ホテルのWi-Fiと、iPadに入っているApple Simで対応。6月にロンドンに行った時より手ごろなプランがありました。
さらに月に1回、24時間ただで使えるauの「世界データ定額」を利用しました。
パフォーマンス
「モスクワの日」を祝う9月8日、10日は、大通りを交通止めにして、いたるところでパフォーマンスが行われていました。
フェイスペインティング
仮装している人と話しているカフェの男性客ふたり、道行く人に声をかけては有料でロシア国旗を顔にペイントしていました。
トヴェルスカヤ大通りの綱渡り
拡大してみてください、
ビルの間を綱渡りしています!!
スタッフよりひとこと
ご感想の中で最も驚いたのは、綱渡りのパフォーマンス\(^o^)/
たった1本の細い綱に挑戦される根性には、ただただ度肝を抜かれます。
私も!と言いたいところですが…笑
ちなみに気になる命綱の有無ですが、「命綱、つけてます。腰に。落ちてぶら下がっているの、見ました。」という報告が入りました。
よかった~安心しました!
キックボード、子供の頃はよくしましたので懐かしいです。
レンタルがあるということは、整備された平で広い道が多いのでしょうか(さすが広大なロシアです)。
日本人でありながら、今まで歌舞伎の世界をほとんど知らなかった私は、演劇界12月号を拝見し初めて歌舞伎の奥深さや役者魂を知る機会を得ました。知らない世界を知るという楽しさ、面白さを教えていただいたお客様には感謝の気持ちでいっぱいです(*^_^*)
ロシアビザーズへご依頼いただき本当にありがとうございました。
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