ロシアへの旅行でぜひお土産にしたい「マトリョーシカ」について書きたいと思います。私もロシアへ渡航した時、露店やスーベニアショップなどでは置いていないところはない程よく見かけました。
こちらが購入したマトリョーシカです↓
マトリョーシカとは?
マトリョーシカの原点は日本の“入れ子人形”という説があります。開けても開けてもどんどん出てくるのがとても面白いです。最後の赤ちゃんマトリョーシカのサイズは爪ほど小さくて可愛いです。子供のおもちゃとしても喜ばれること間違いなし!
なぜマトリョーシカと呼ばれるのか?
マトリョーナという19世紀当時人気だった女性の名前からマトリョーナの愛称読みでマトリョーシカと名付けられたそうです。
名前といえばロシア人は親しい間柄では愛称で呼び合うことが多く、たとえば現ロシア大統領のウラジーミル(名前)・ウラジーミロヴィチ(父称)・プーチン(姓)だと、愛称は名前のウラジーミルからヴォロージャ(ワロージャ)となるそうです。あれ?よく見てみると父称が真ん中に入っていますよね。そうなんです。ロシア人の名前には必ず父の名前の呼び名が入ります。プーチン大統領の父親もウラジーミルということが分かります。
製作されるまで
マトリョーシカの作り方について、軽く触れてみましょう。マトリョーシカの材料は菩提樹です。しばらく乾燥させてから作業が開始されます。形が完成すると残りは絵を書いてツヤを出す工程のみです。全て手作業で行われているため、菩提樹を乾燥させる工程からツヤ出しまではとても時間がかかります。日本の伝統工芸などでもそうですが、手のこんだマトリョーシカだからこそぬくもりが感じられます。
ロシアのお土産として有名になったきっかけ
マトリョーシカは1900年パリ万博に出展され銅メダルを受賞したことがきっかけで、一躍有名になりました。現在でもその人気がずっと続いていることは、ロシアを観光されるとお分かりいただけると思います。
まとめ
100年以上前からすっかり有名になったマトリョーシカはロシアのお土産として定番となりました。それどころかロシアの文化の一部ともなっています。ウラジオストクでは歴代大統領のマトリョーシカが販売されているのをよく見かけました。ちなみにプーチン大統領のマトリョーシカもありました。自分の似顔絵のマトリョーシカ製作体験などがあればぜひ参加してみたいものですね。