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今回はウラジオストクの名所2に続き、ざっくりご紹介します。
ウラジオストクご紹介シリーズは、最終回となります。
※写真の使用・複製等を禁じます。
ウスリー映画館
近代的な設備、高質のサウンドシステムを装備しているウラジオストクの映画館。
VIPラウンジを含み、606人を収容可能です。
4つのホールを持つシネマで、すべてのホールやバー、劇場では、無料のWi-Fiを提供しています。
サーカス
ウラジオストクには「ウラジオストクサーカス団」があります。日本とは少し違った過激なパフォーマンスもあります。
現在建設中となっていますが、巨大な外観は見るものを圧倒します(2017年1月時点)。
道行くロシア人に尋ねると、誰もが「Цирк」と答えるほどよく知られています。※Цирк=サーカス
※沿海地方政府の記事「ТЕРРИТОРИЮ ВОКРУГ ВЛАДИВОСТОКСКОГО ЦИРКА БЛАГОУСТРОЯТ」でサーカス施設の進行状況の動画が公開されています。
人形劇場
劇場前に公演予定が提示されます。
公演は週末が多い為、予め確認しておくことをおすすめします。
沿海地方オペラ・バレエ劇場
極東ロシア初のバレエ劇場で市で最大のシアター。
APECサミット2012の枠組みで建てられた特徴のある建物は、観光スポットのひとつになっています。
満席の可能性もあるので、チケットは早めに購入しておくと安心です。
ゴーリキー劇場
マクシム・ゴーリキーの名にちなんで名づけられた、ウラジオストク市最古の劇場。
近くにはケーブルカー乗り場があります。
沿海地方国立絵画廊
この絵画展は、極東がメインの作品展です。
また、日本との国際交流も活発に行われています。
世界的に有名な画家の作品は日本人愛好家を虜にすること間違いなし。
現在、常設では250点ほどが展示されており、ゆっくりとヨーロッパ(ロシア)を感じながら回ることができます。
本館と別館があります。
ウラジオストク国際空港
ウラジオストク市郊外のアルチョーム市(Артем)にあります。
国際旅客ターミナルは、日ロ合弁会社(現在は合弁解消)によって建設され、1999年より供用を開始しました※1。運営はウラジオストク国際空港社(民営)が行っています※1。
一階ロビーには大手通信会社店舗(MTSやBeeline)のほか、お土産品として最適な海産物店等があります。カニも冷凍状態で取り揃えられています。
路線
国内線
モスクワ、サンクトペテルブルク、エカテリンブルク、ヤクーツク、ノボシビルスク、イルクーツク、ハバロフス ク、サハリン、カムチャッカ等のロシア主要都市の路線を有します。このほか、沿海地方内の郡部を結ぶ路線を有しています(2011年時点)※1。
国際線
成田、新潟、富山、ソウル、釜山、北京、ハルビン、バンコク、ハノイ、ピョンヤン等を結ぶ国際線を有しています(2011年時点)※1。
交通手段
タクシー
外の広い敷地が駐車場として利用されていて、多くのタクシーが待機しています。
電車
ターミナルからウラジオストク中心街へ向かう空港駅があり、アエロエクスプレスが運営しています。
バス
この他、バスも運行しています。
参考
※1 「主 要 国 運 輸 事 情 調 査 - ロシア連邦沿海地方 -」 平成23年3月 国土交通省
(お客様の声1)
外見はロシアを感じる作りになっています。
空港内にはロシアのモバイル通信会社が店舗を構えていました。その他、正規のタクシー会社や両替所も備えてありました。
(お客様の声2)
キレイな場所ではありますが、店舗の数が少ないのが残念です。夕方以降になると、飛行機はまだ運航しているのに店舗がしまっていて困ることがあります。特に両替についてはそうです。両替レートはよくないと思われますが、少しでもルーブルを持っていないと空港からウラジオストク市内へ向かう方法もなくってしまいます。ATMはありますが、日本の空港で少しだけルーブルに買えておく方が無難かもしれません。両替レートは悪いですが・・
ゴールデン・ブリッジ
金角湾をまたぐ橋。
全長1388m、支柱の高さ226m、海面から64mの世界最大橋のひとつです。
APEC概要開催(2012年9月)に間に合うように建設が急がれ、同年8月に開通しました。
同時に建設された橋として、ルースキー島と本土をつなぐ”ルースキー島連絡橋”があります。
コンスタンティノープ(現トルコのイスタンブール)の金角湾にちなんで名づけられました。
(お客様の声1)
晴れた日のゴールデン・ブリッジは起伏のあるウラジオストクの街並みにとてもマッチします。
橋を横断中は、車内から金閣湾を眺めていました。
(お客様の声2)
中央広場からゴールデン・ブリッジの先にある映画館までタクシーで向かいました。300ルーブルかかりました。値段交渉の時はゴールデン・ブリッジがかなり遠くみえたので妥協してしまいました。乗ってみるとものの5~10分で着く近さでした。でも晴れた日の橋は素晴らしく魅力的でした。
要塞博物館
ウラジオストク独特の博物館で、このような施設は類を見ないといいます。
海岸沿い付近の要塞が博物館として見学できるため、兵器や防衛、歴史が学べます。
軍事建築家のアレクセイ・ショーシンは「ロシア人が永遠に残る」というスローガンを掲げていました。
沿海地方水族館
ルースキー島の最北東にあるロシア最大の大きさを誇る水族館。
こだわりのある建築デザインで、見るものを圧倒します。上空からは面白いことに、魚に見えるようになっています。
開館式にはプーチン大統領や安倍首相、韓国の朴槿恵大統領らが出席しました。
施設内部では多くの魚種、剝製、液晶で魅力ある水族館を演出されており、イルカショーも行っています。
市中心部からバスに乗る場合は、乗り換えが必要です。バス最終停留所からは、無料シャトルバスが水族館前まで定期運航していますのでご利用ください。
この他の交通手段は自家用車かタクシーを使うことになります。
足に自信のある方や冒険家は大自然の残るルースキー島を肌で感じながら歩いていくことも面白いですよ。
市街地から時間がかかるため、定休日や臨時休業日などを事前に調べておくことをお勧めします。
(お客様の声)
「ロシア最大の水族館」と聞いていましたが、確かに圧倒される大きさでした。館内はどこも雰囲気がでていて、わくわくします。レストランには幼児を遊ばせられるスペースがありました。レストランメニューのバラエティがもう少し豊富で水族館を感じさせるものだと面白いと感じました。あと残念だったのは、イルカショーが調整中で営業していなかったことと、生き物より剥製が多かったことです。しかし、大きいスクリーンでの映像や剥製にも、大変迫力はありました。家族連れや恋人とのデートにおすすめです。バスは、ウラジオストク市街地から直行便はなく乗り継ぎが必要です。乗り継ぎがうまくいかず、探検だと思い長距離を歩いてみましたが、ルースキー島に入ると極東連邦大学以外は、ひたすら道だけが続いていて広大な大地に不安がよぎるほどでした。一番便利な方法はタクシーだと思います。水族館の最寄のバス停からは、水族館往復専用のシャトルバスが無料で運行しています。
S-56 潜水艦博物館 (C-56)
第二次世界大戦で使用された潜水艦で、S-56(C-56)は“最も実績の高いソビエト潜水艦”です。
そのまま保管してある内部を実際に見学できるため、当時の様子がうかがえる大変興味深い観光名所となっています。
近くにはニコライ2世凱旋門があります。
鷲巣展望台(鷹巣展望台)
ウラジオストクを一望できる展望台。
金角湾横断橋(ゴールデンブリッジ)も見えます。
まさに鷲(鷹)の目線でウラジオストクを見ることができるウラジオストクでもっとも高いビューポイントとなっています。
ウラジオストク観光の際には一度は訪れるべき名所です。ウラジオストクを知りたいならまずはこの展望台へ。
“極東のサンフランシスコ”ともいわれる、起伏の激しさならではの素晴らしい景色があなたを待っています。
南京錠
安全のための柵にはカップルの愛を誓う南京錠がつけられています。新郎・新婦によるウェディングイベントとしても使われることがある場所です。カップルにとってもおすすめの観光スポットとなっています。
(お客様の声)
ケーブルカーを降りてから、少し歩いて展望台までいきます。全て徒歩でも登れない距離ではないです。展望台に着いた瞬間・・・感動しました。たくさんの願いが込められた南京錠があったり、結婚の記念撮影が行われたりもする愛で溢れた場所でもあります。目の前に広がるのは、ゴールデンブリッジ、金角湾、起伏の激しいウラジオストクならではの美しい街並み、まさに“極東のサンフランシスコ”です。
ニコライ二世凱旋門
ニコライ二世のウラジオストク訪問を記念し1891年に建設されました。
現在の門はソ連時代の1927年に一度取り壊されたものが2003年に再建されたものであります。
近くには教会やS-56 潜水艦博物館 (C-56)があります。
(お客様の声)
多くの旅行本が取り上げている有名な門のようです。皇太子を迎えるために作られた門!というだけあって、西洋感あふれる立派な造りです。私も、皇太子になった気分で、門をくぐってみました!
アルセーニエフ博物館
1890年オープンのスヴェトランスカヤ通りとアウレツカヤ通りが交差する場所にある博物館です。
歴史資料等を展示しています。
ウラジミール・アルセーニエフ
アルセーニエフとはウラジミール・アルセーニエフ(露:Влади́мир Кла́вдиевич Арсе́ньев)のことです。 1872年から1930年の生涯の中で、ロシア極東を探検しました。ウラジオストクへの探検もその中に含まれています。
アルセーニエフは探検の中で、ナナイ族のウザーラに出会います。ウザーラや先住民族について書き記した『デルス・ウザーラ』(露:Дерсу Узала)は黒澤明監督によって映画化もされています。
参照
「ウラディミール・アルセーニエフ」 2016年7月19日 (火) 05:07 UTC 『ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/
「ロシア極東の探検家の道程を辿る」 2016年11月13日 『ロシアNOW』https://jp.rbth.com/travel/2016/11/13/646905
ウラジオストク日本センター
1994年から始まったロシアとの経済・技術交流を目的としたロシア日本センターのひとつ。
ウラジオストク日本センターは1996年4月に設立されました。
ビジネス日本語講座、訪日研修、日露経済交流など、多岐にわたって支援・推進しています。
近くにはポクロフスキー大聖堂があります。
訪問を希望する場合は、担当者不在の場合もあるため、事前に連絡をしていくとスムーズです。
参照
外務省HP
在ウラジオストク総領事館
ウラジオストクでなにかあった場合に総領事館へ連絡すると対応してもらえる心強いところです。
緊急連絡先として、事前にホームページなどを確認して、休館日・連絡先・場所等を確認しておくと良いでしょう。
訪問を希望する場合は、担当者が不在の場合もあるので、あらかじめ問い合わせておくとスムーズです。
参照
中央広場(革命戦士の像)
中央広場の南側には金角湾、北側にメイン通りであるスヴェトランスカヤ通りがあります。
鉄道上空につながった小さな連絡橋があり、そこからウラジオストク駅にもつながっています。
広場の中心には金角湾方面に向かって革命戦士の像が建っています。
金曜日は市場が開かれて賑わっています。
ここでは多くの観光客を見かけることができ、イベントもこの中央広場でよく行われています。
クリスマスシーズンには巨大なツリーなどが置かれ、鮮やかに装飾されます。
革命戦士の像
革命戦士とは、ソ連形成期に戦った赤軍兵士とパルチザン兵士のことです。
1917年のロシア革命から内戦が始まり、日本やアメリカをはじめとする諸国に介入の動機を与えました(シベリア出兵)。
これに対し、革命政府はゲリラとしてパルチザンを鼓舞し抵抗しました。
彼らを革命戦士とたたえ、建てられたのが中央広場にある革命戦士の像であります。
ちなみにウラジオストクではロシア革命軍の力も十分に及ばず、ソ連政府の施政が敷かれるまでには数年かかりました。
(お客様の声1)
とても広々とし、像の背後にはスヴェトランスカヤ通りの西洋館あふれる建物が並んでいます。
記念撮影をしている観光客も大勢いました。
(お客様の声2)
中央広場へクリスマスシーズンに行くと、ツリーや氷のすべり台があって冬のウラジオストク楽しめます。ツリーのほかに机と2つの椅子がありましたが、それがとてもなく大きかったです。
ウラジオストク駅(シベリア鉄道)
ウラジオストク市の中心的鉄道駅です。
1891年に建設が始まりました。
革命戦士の像がある中央広場より少し南西に向かった場所にあります。
シベリア鉄道9288キロの最終地点(および始発地点)となっています。
目前にはアウレツカヤ通りが通っており、普段から駐停車する車やバスが所せまく並んでいます。
そのほか駅前にはファーストフード店がいくつかあり、通りの反対側には郵便局があります。
(お客様の声)
ロシア語で大きく”ウラジオストク”と書かれた建物が目を引きます。
シベリア鉄道の終着・始発駅であり、ホームの中に総距離9288キロを記した像があります。
写真におさめておくべきスポットだと思います。
極東連邦大学
ウラジオストク建国から約40年後の1899年に東洋学院として開校しました。
極東で最も権威がありまた最大の大学です。
2012年に現在のルースキー島へ移転しました。
海を背にして半円形の土地に立地しています。
最近では、この極東連邦大学にて第二回東方経済フォーラムが開催(2016年9月2日)されました。
与謝野晶子歌碑
開放的で自由な表現を用いた女性の歌人・与謝野晶子は1912年にパリ在住の夫・鉄幹の許に赴くためシベリア鉄道経由で渡欧する途上、ウラジオストクへ立ち寄りました。
極東連邦大学構内(日本センター付近)には、その時与謝野晶子が詠んだ歌の記念碑が建てられています[1]。
参考
[1] 「ウラジオストク市案内」平成27年6月 在ウラジオストク日本国総領事館HP